長期間落ちないことで話題の「アートメイク」。アートメイクをする部位として最も人気なのは“眉毛”ですが、アイラインに施すことも可能です。

ただし、アイラインとなると目元に施術をすることになるので、少し怖く感じる方もいるようです。そこでこの記事では、アイラインアートメイクの基礎知識を徹底解説

アイラインアートメイクに限らず、稀にアートメイクをしたことによって肌トラブルが起きたなどといった事例もあります。施術をする前には正確な知識をつけてから施術を受けましょう。

今回は、アイラインアートメイクにフォーカスして施術方法やデザイン、メリット・デメリット、失敗例、おすすめなクリニックの選び方まで詳しく解説していきます。

(出典)独立行政法人 国民生活センター「アートメイクの危害

  • 執筆者:楠山 法子
  • グロウクリニック 渋谷院 院長
  • 専門科目 : 美容皮膚科 / 皮膚科

浜松医科大学卒業東京女子医科大学付属第二病院皮膚科勤務を経て、医療脱毛・アートメイク専門のグロウクリニックにて院長を務める。医療と美容の両分野での知識と経験が豊富。
所属学会:日本皮膚科学会日本レーザー医学会
楠山法子のプロフィール詳細はこちら

アイラインのアートメイクとは?

針を使用してまつ毛の生え際などに色素を注入する施術

アイラインアートメイクの症例

アイラインのアートメイクとは
まつ毛の生え際やまぶたに専用の針やマシンで傷をつけ、色素を注入する施術のこと。

アイラインアートメイクは取れないアイラインを描く医療行為で、一度施術してしまえば、1〜3年の間しっかりした目元を常に維持できます

  • 目元のメイクが落ちやすい
  • 目尻のたるみなどでアイラインが引きにくくなった
  • 不器用でアイラインが上手に描けない

などのお悩みをもつ方におすすめな美容施術です。

アートメイクとタトゥーの違いは?

タトゥーと混同されがちなアートメイクですが、アートメイクは傷口に色素を注入する施術。皮膚の表皮層(深さ0.04〜0.2mm程度)というごく浅いところに色素を入れます。

タトゥー・入れ墨とアートメイクの違い

一方タトゥーの場合、より深い真皮層(深さ2mm程度)へ着色する施術となるため、半永久的に色が残ります。

後ほど詳しく解説しますが、アートメイクなら肌のターンオーバーによって徐々に色が抜けていくので、施術してから数年後にまたデザインを変更することが可能です。

アイラインアートメイクの施術ができる部位は?

アイラインアートメイクの施術ができる部位は、クリニックやサロンによって異なります。一般的な施術可能部位は、

  • 瞼(まぶた)のキワ
  • まつ毛の生え際から外側のアウトライン
  • 内側へのインライン
  • 目尻の跳ね上げ(テール)

など。

アイラインアートメイクの施術例

しかし例えば当院(グロウクリニック)では、ナチュラルなアウトラインのみの施術を承っているように、自分が利用しようと思っているクリニックでどのような箇所が施術できるのか、事前に確認しておくことが大切です。

アートメイクをすると、メイクをしなくても常にアイラインが引かれているような目元になります。

長らく続くマスク生活で、目元の印象はいつも以上に気になる部分になりましたよね。常に印象的な目元を維持できるのは、アートメイクの大きなメリットです。

顔の印象が良くなるのはもちろん、毎日アイラインを引く手間が省ける、アイメイクの失敗がなくなるというメリットがあります。

アイラインアートメイクは一重や垂れ目でも可能!

一重や垂れ目の方の場合、目元が気になってしまい「アイメイクに力を入れ過ぎて失敗してしまった」という人も少なくないのではないでしょうか。メイクをする際にもアイラインを引きづらかったり、にじみやすかったり…。

そうしたお悩みがある方にこそ、アイラインアートメイクはおすすめです。もちろん、一重や垂れ目がお悩みの方も施術できますよ。

アイラインアートメイクは約1年〜3年もつ

個人差はありますが、アイラインのアートメイクは1年〜3年程度もちます

次第にアートメイクが薄くなる理由は、数年かけて肌のターンオーバーとともにアートメイクで注入した色素が体外に排出されるから。

ただし、色素が自然に抜ける前に除去したい場合には、レーザーや除去液などで消さなければなりません。その際、手間や時間がかかるだけでなく、傷跡が残るおそれもあるので注意をしましょう。

アイラインアートメイクのデザイン症例

アイラインアートメイクと言っても、デザインはさまざまあります。どのようなデザインがあるのか、グロウクリニックのアイラインアートメイクを例に見ていきましょう。

アウトラインのアイラインアートメイク症例

グロウクリニックでは、まぶたを閉じた際に見える位置のラインである、アウトラインのみ施術を行っています。まつげの生え際よりさらに内側の部分のインラインの施術や、跳ね上げの施術は行っていません。

グロウクリニックのアイラインアートメイクの症例

具体的には、まつ毛の隙間を埋め、より自然に濃く見えるようにデザインをします。

その際には変色の少ない黒を使用し、患者様一人ひとりの目の形に合わせたデザインで仕上げていきます。

そのため、ノーメイク・すっぴんであっても「アイラインが浮いて見える」「青黒く変色する」などという心配はありません。

アイラインアートメイクのカラーバリエーションは?

グロウクリニックのアイラインアートメイクでは、インクは黒のみを使用し、濃淡で色の濃さを調整しております

当院では、ナチュラルなアートメイクでお客様の自然な美を最大限に引き出すことを目標としております。

そのため、化粧をしていなくとも浮かないような、それでいて自然に目力をアップできるような施術をご提供しております。

アイラインアートメイクをするメリット

メリットが多いアイラインアートメイクですが、もちろんデメリットもあります。ここからは、基本的なメリットとデメリットについて解説します。

まずはメリットから紹介します。

メイク時間を大幅に短縮できる

アイラインは目元の印象を決定づけるものですので、忙しいときにも欠かせない重要なメイクのひとつです。そのうえ、目元のメイクは自分で施すのも難しく、線がよれて失敗しがちですよね。

アイラインアートメイクをすれば、毎日アイラインメイクの手間を短縮できます。

また、加齢による目のたるみなどでアイラインが引きづらくなった人などにも、アートメイクはおすすめです。いつまでも若々しく印象づけることができますし、施術を受けた本人にも、自信を与えます。

目を大きく見せられる

グロウクリニックのアイラインアートメイクの症例

アイラインをうまく引くことができれば、目そのものを大きく見せることができます。

目の大きさや形にコンプレックスがある人は、アイラインのアートメイクをすることで、自分の理想の目元を演出できます。

コロナ禍や冬場などマスク着用が必要な場合であっても、常に生き生きとした目元を印象づけられるのは大きなメリットといえます。

汗や水でもアイラインメイクがにじまない

普通にアイラインのメイクをした場合、時間が経つとにじんだり崩れたりすることも多く、化粧直しの回数も増えてしまいます。

しかし、アートメイクであれば時間経過でのメイク崩れを気にせず、理想のデザインを常にキープすることができます。

メイク直し用のアイライナーを常備する必要もなくなりますね。

すっぴんでも常に印象的な目元に

アートメイク全般にいえることですが、すっぴんでも常にアイラインを引いているような状態が保てるので、急な用事などでメイクが必要になっても焦らずに済みます。

また、スポーツをするときやプールのときなど、普通はメイクが落ちてしまうようなシーンでも、すっぴんではない安心感が得られるのはアートメイクならではの利点です。

アイラインアートメイクのデメリット

では、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。ここからご紹介するデメリットは、アイラインに限らずアートメイク全般にいえるものが多いです。

アイラインアートメイク施術時に痛みを感じることがある

アートメイクの施術

アイラインアートメイクは、眉に比べ施術箇所の皮膚が薄いため、施術の際には痛みを感じやすい傾向にあります。

とはいえ、基本的に施術の際には麻酔をするため、痛みはあまりないでしょう。

痛みが心配なときには必ず医師に相談をし、事前に不安を解消しておくことが大切です。

アイラインアートメイク施術後にまぶた周辺が腫れやすい

個人差はありますが、眉などよりも皮膚が薄い部位に施術をするため、アイラインアートメイク後は2日〜1週間程度、泣いた後のようにまぶた周辺が赤く腫れることがあります。場合によっては、目にかゆみが出ることも。

もし腫れてしまったときには、その箇所に氷のうを当てる、点眼薬を使うなどして対処しましょう。その際、施術箇所をむやみに触るのはNGです。

それでも改善しない場合は、早めに医師に相談し、どのように対処するべきかの指示を仰ぐとよいでしょう。

アートメイク施術後にデザインの変更や修正が難しい

アートメイクのデザイン変更

アートメイクは表皮への施術とはいえ、色素が定着しています。

そのため色が薄くなるまでには、1〜3年程度の時間がかかります。

したがって、施術後の大幅なデザイン変更や修正が難しい点はデメリットでしょう。特に色を濃く入れてしまった後に、色を薄く修正するのは難しいです。

アイラインアートメイクの失敗を避けるためにも、1回目の施術はまずは少し薄めに行い、定着の度合いや顔とのバランスを見たうえで、2回目以降の施術で調整してもらうのがおすすめです。

2回以上の施術が必要

人間の体は、入ってきた異物を排出しようとする働きがあります。

これはアートメイクの染料に対しても同様で、1度目の施術時には排出されやすく、1回の施術では定着しづらいのです。

そのためアイラインアートメイクを長く保ちたいなら、2回以上の施術をして、色素を定着させる必要があります。アイラインは施術後約1ヶ月かけて色が定着するため、施術後1~3ヶ月以内を目安に2回目の施術を受けるのがおすすめです。

デザインが気に入らなくてもすぐに消すことができない

他の箇所のアートメイクにもいえますが、気に入らないデザインでもすぐに消すことができません。

アートメイクは数年かけて徐々に色が抜けていくといわれており、自発的に消したい場合にはレーザーや除去薬、切開などの施術が必要になります。

それでも完全に色が抜ける保証はなく、除去手術も手間が大きい点はデメリットと言えます。

アイラインアートメイク施術後の経過は?

アートメイク施術後の経過を確認

施術を受けた後は、どのように過ごすとよいのでしょうか。注意点も含めて、解説していきます。

アイラインアートメイク施術後は1週間程度のダウンタイムがある

「ダウンタイム」とは
施術を受けたことにより生じる赤み・腫れ・内出血・出血・傷・かさぶた・色素沈着などが回復するまでの時間のこと。

アイラインアートメイクのダウンタイムは、1週間程度です。個人差はありますが、施術後翌朝に一番腫れが出やすく、数日から1週間程度で腫れは引いていきます。

このような症状が出てしまったときには、必要に応じて清潔な濡れタオルや、ラップや布を巻いた保冷剤で冷やすことが必要です。

また、腫れが眼球に摩擦を与え、多少かゆみが出ることもあります。その際にはドライアイ用の目薬を使うようにしましょう。

アートメイク後にワセリンを塗るのは色落ちの原因になる可能性も

施術後は乾燥予防のため、ワセリンが処方されることもあります。

ただし、脂質性など肌質によっては色落ちの原因になるため、人によってアフターケアの方法は異なります。

施術後に医師からアフターケアについて教えてもらえるので、不安なことはそのときにしっかり聞いておきましょう。

アイラインアートメイク施術後の注意点

アイラインアートメイク施術後、傷が塞がる前に触ったり、化粧をすると雑菌が入り、炎症などを起こす可能性があります。

そのため、目の周りは極力触らず、汚れなどがある場合には清潔な綿棒などを使って拭い去取りましょう。

また、色素の流出の原因になったり、洗顔料によって傷口にダメージをあたえる可能性もあるため、施術当日の洗顔はNGです。色が定着するまでの最低1週間は、施術箇所を水に濡らすのは避けるべきです。

その他にも、サウナ・激しい運動・プールなど、汗や水で施術箇所が濡れる可能性がある行動も控えましょう。基本的に、新陳代謝が上がる行動はNGです。

医師からも、注意事項として案内はありますので、不明な点がある場合はその場で問い合わせましょう。以下の表には、どのような行為がNGになるのか、簡単にまとめてみました。

シャワー 施術当日からOK
※施術箇所には水がかからないよう注意
飲酒 施術当日はNG
施術箇所の化粧 施術後1週間程度はNG
施術箇所をさわる 施術後1週間程度はNG
施術箇所の洗顔・クレンジング 施術後1週間程度はNG
※施術箇所以外は翌日からOK
入浴(湯船につかる) 施術後3日程度はNG
※施術箇所には水がかからないよう注意
激しい運動・サウナ・海水浴・プール・温泉 施術後2週間程度はNG
日焼け 施術後2週間程度はNG
ピーリング作用のある化粧品の使用 施術後1ヶ月はNG

【参考記事】
はじめての方へ「アートメイクの経過」

アイラインアートメイクの失敗例とその対処法

アートメイクのリスクを解説

次にアイラインアートメイクで起こりうる失敗例やリスク、その対処法について解説します。

思い通りのアイラインデザインにならなかった

まずアイラインアートメイクの失敗例として挙げられるのは、施術後のデザインが思い通りにならないケース。

失敗しないためにも信頼のおける施術者に依頼し、カウンセリングからデザインのタイミングで施術者と話し合い、しっかりと下書きをしてもらうことが大切です。

また、例え目尻にアイラインを長く引いたとしても、加齢で目尻が垂れ下がっていくことで、逆に老けて見えてしまうといったケースもあります。さらに、メイクはトレンドの移り変わりも早いものですので、流行に乗って極端なデザインにするのも避けた方が無難。

一度施術を受けたら、その状態が1〜3年続くということを考慮してデザインを決めるようにしましょう。

施術部位に腫れや傷跡が残った

クリニックでは、医師の指導の下で、施術者が部位の状態を確認しながら慎重にアートメイクを行います。しかし、施術者の技術が不足していたり、アフターケアが不十分だったりすると、施術部位の化膿や傷跡が残る可能性もゼロではありません。

施術後は医師の説明を受け、アフターケアをきちんとすることが大切です。

施術部位の腫れが続いたり、痛みを感じた場合には、すぐに医師に相談するようにしましょう。

アイラインアートメイク施術の後遺症が出るケースも

施術者の腕が未熟だったり、処置が適切でなかったりする場合、後遺症が残ってしまうケースもないとは言い切れません。ここからは実際にどのようなものがあるのか、後遺症について確認していきましょう。

1. 角膜損傷や内出血する

まぶたは眼球に近い部位なので、アイラインアートメイク施術の際に角膜に傷をつけてしまったり、内出血させてしまったりという失敗例があります。

2. ドライアイになる

アイラインのアートメイクの施術は、インライン(粘膜のライン)にする方法もあります。ここには、涙の蒸発を抑える皮脂を分泌する「マイボーム腺」があります。

施術でマイボーム腺に傷がつくことで、炎症が起きたり、マイボーム腺の働きが阻害されたりして、ドライアイになりやすくなります。

こうした後遺症を避けるためにも、医療技術があるクリニック選びが大切です。また、何かトラブルがあったときのためにも、即座に適切な処置ができる医師が常駐している医療機関で施術を受けるようにしましょう。

アイラインアートメイクがおすすめな人の特徴

アイラインアートメイクがおすすめな人を解説

メイクの手間がいらない便利なアートメイクなのですが、アートメイクがおすすめな人はどのような人なのでしょうか。

1. メイクになるべく時間をかけたくない方

メイク自体は苦手でなくとも「毎日メイクをする手間がわずらわしい」という方にはおすすめです。

特に忙しい朝などは、アイラインのひと手間だけでも減るのは助かりますよね。もちろん、メイクに時間をかけたくない人にも向いています。

2. 自分でアイメイクをするのが苦手な方

予想以上に難しいのが、目元のメイク。うまくメイクができなくて、アイラインを引くのを止めてしまった人もいるのではないでしょうか。

「アイメイクが苦手で失敗しがち…」という方には、日々失敗することがないアートメイクはおすすめです。

3. スポーツで汗をかくことが多い方

スポーツで汗をかく機会が多かったり、プールや温泉などの利用でメイク崩れが気になる方にも、アイラインアートメイクはおすすめです。

アートメイクは、どれだけ汗をかいても落ちたりにじんだりしないメイクのため、メイク直しの必要もありません。思う存分、スポーツやプールを楽しめます。

4. 加齢によりアイラインが描きにくくなった方

年をとると、目元の皮膚が緩んだりまつ毛が抜けたりするため、アイラインが描きにくくなります。そんな方にもアイラインアートメイクは向いています。

「アートメイク=対象は若い人たち」というイメージがあるかもしれませんが、美しさをキープしたい人には、年齢を問わず誰にでもおすすめです。

5. 花粉症な方

花粉が飛ぶシーズン、花粉症でアレルギー症状が出る人にもアートメイクはおすすめです。

特にアイラインは、目をこすったり涙を流したりすることでメイクが滲みがち。アートメイクであれば、定着後は水でもにじまないので、快適に過ごすことができます。

ただし、花粉症の症状が出る人は、花粉シーズン中の施術はやめた方がよいでしょう。

その理由は、アートメイクの施術後は施術箇所の傷口が塞がるまで、触れたり水に濡らしたりするのは厳禁だからです。

また、アレルギー症状で目をこすったり涙が出たりすると、施術箇所に雑菌が入ったり色抜けの原因になるため、注意が必要です。

アイラインアートメイクができない2つのケース

1. 目元の施術(まぶたの整形・まつ毛のエクステなど)をしたばかりな方

整形後はその箇所が腫れていたり、傷が塞がっていなかったりなどの理由で、アートメイクの施術ができないことがあります。

まぶたの整形など目元を切開するような手術をした人は、施術後3ヶ月は期間を空ける必要があります。

もし施術を受けているのなら、事前のカウンセリングできちんと医師に伝えましょう。

2. 目の疾患がある方

ものもらいやニキビなど、施術部位に疾患がある方もアイラインアートメイクはできません。アートメイクは、皮膚に細かな傷をつけてそこに色素を入れる行為です。

皮膚そのものにすでに傷がある場合、色素が沈着しない・傷が悪化するなどの可能性があります。

施術の希望部位に疾患がある場合には、まずは医師と相談し、施術できるのかを確認しましょう。基本的には、施術部位の炎症や赤み、傷を治してから施術を行うことが多いようです。

ただし重度の疾患の場合には、施術を受けられないケースもあります。

おすすめなアイラインアートメイクのクリニックの選び方

一度施術を受けると、1〜3年間維持できるアートメイク。裏を返せば年単位で残り続けるということですので、失敗は避けたいですよね。

ここからは、施術を失敗しないためのクリニックの選び方を解説します。

医療機関(クリニック)を選ぶ

アートメイククリニック

アートメイクは医療行為であり、施術は医師および医師の指導を受けたスタッフのみが行えるものです。麻酔も同様に医療行為なので、扱えるのは医師が常駐しているクリニックだけです。

しかし実際のところは、医師がいないサロンなどで行われているケースも多いようです。

2006年〜2011年の5年間で国民生活センターに寄せられたアートメイクに関する相談は121件に及び、その95%はサロンなどの医師免許を持っていない施術者によるものでした。

自分の身を守るためにも、麻酔をきちんと打ち、肌トラブルなどにも対応できる医師がいるクリニックを選ぶことが得策です。

過去のアートメイクの実績を見て選ぶ

店舗によっては、クリニックやアーティストの過去のアートメイクの実績・実例を公開しているところもあります。

気になった各クリニックの公式サイトや、施術者本人のSNSなどをチェックし、事前に実績を確認しておきましょう。

過去の実績がわかれば、どのような施術が得意なのかを知ることができるため、自分の理想通りのアートメイクを施してくれるアーティスト選びに役立ちます。

アイラインアートメイクならグロウクリニックがおすすめ

アートメイクで高い評価を得ているグロウクリニック。ここでは、グロウクリニックのおすすめポイントについて詳しく解説していきます。

【おすすめポイント】

  • 月額2,000円からアイラインアートメイクの施術が可能!
  • 高技術の一流スタッフのみが施術を担当!
  • 厳しい基準をクリアした天然成分主体の染料を使用!MRI検査も安心!
  • 麻酔代も無料!痛みなく美しいアイラインへ!

グロウクリニックは、その技術力の高さと丁寧なカウンセリングによって、症例数を増やし続けてきました。デザインが豊富なため、現在では月に1000件ほどのお問い合わせが来ることもあります。

グロウクリニックのアイラインアートメイクは、月額2,000円(税込)から施術を始めることができます。月の負担が少ないため、他の美容代を削ることなく美しいアイラインを実現できます。

グロウクリニックのスタッフは、700時間を超える研修と厳しい試験を突破した者のみが施術を担当することができます。高技術であることに加えて、すべてのスタッフが看護師免許を取得しているので、肌トラブルのお悩みや不測の事態にもすぐに対応することが可能です。

グロウクリニックで、使用している染料は天然成分が主体のものです。これは、非常に厳しい基準となるアメリカ食品医薬品局からの許可を得ているため、どのようなお肌の方でも安心して使用できるものとなっています。金属含有量が限りなく少なくなっていることから、MRI検査も問題なく受けることができますよ。

アイラインアートメイクは、粘膜に近い施術であるため痛みが不安という方も多いのではないでしょうか。グロウクリニックなら、無料で麻酔を施すことが可能であるため、痛みを伴わない施術が可能です。気軽にスタッフに相談してみてくださいね。

その人の目の形や希望に合わせてあなたに合ったデザインを提案してくれます。
料金(税込)※アイラインアートメイクのみ

1回 55,000円〜(税込) 

リタッチ(3回目以降) 40,000円〜(税込)

施術可能部位 ・眉毛
・リップ
・アイライン
オンライン診療 なし
初回カウンセリング あり
クリニック数 3院

グロウクリニックのアイラインアートメイクの症例

グロウクリニックでは、上部と下部に分けてアイラインアートメイクを施術しています。基本的に下部は、上部とセットでやる方が多い施術内容です。

現代では、マスクによって目元の印象が残りやすいため、大変人気の施術となっています。

アイラインアートメイク(上部)

こちらは、目の上部に施すアイラインアートメイクです。まつげの隙間を埋めることで、自然に目力をアップさせることができます。

目元の印象を強くしたい方やアイラインを書くのが苦手な方におすすめです。

他にも、まつげのボリュームアップの効果などがあります。

目を大きく見せたり、目の印象を明るく保つことができます。

アイラインアートメイク(下部)

こちらは、目の下部に施すアイラインアートメイクです。上部のアイラインアートメイクとセットでやられる方が多い施術です。

下まつげをボリュームアップさせたり、色気のある目を演出することができます。

また、汗や皮脂で目元のメイクが崩れやすいという方にもおすすめです。

他の部位の症例も、公式サイトから簡単に閲覧することができるので、参考にしてみてください。

高い技術力を持ったスタッフが施術を担当

グロウクリニックのスタッフとして施術をすることができるのは、720時間以上もの研修に合格したスタッフのみです。

人工皮膚からはじめ、何十人ものモニターへの練習を超えて、やっとお客様に施術をすることができます。

流行のデザインも勉強したり、外部セミナーへ積極的に参加しながら、クリニック全体で技術向上に取り組んでいます。

以下は、グロウクリニックがおすすめするアイラインアートメイクのアーティストの方々です。


■葉山 理沙
Risa Hayama
TOMOMI(高橋智美)
■TOMOMI(高橋智美)
Tomomi Takahashi
対応可能施術:眉(全メニュー)、リップ(全メニュー)、アイライン上
指名料:11,000円(税込)
得意な施術:自眉を生かしたナチュラル眉、ストレートアーチ眉
対応可能施術:眉(全メニュー)、リップ(全メニュー)、アイライン上
指名料:22,000円(税込)
得意な施術:骨格に合ったナチュラル眉、目力アップのデザイン眉、お顔を彩るスマイルリップ
メッセージ:
骨格や筋肉を踏まえて、今だけではなく、この先も美しくいられるようなデザインを提案させていただきます。
また、アートメイクを通してコンプレックスや不安が自信に繋がり、この先の日々が明るいものになるよう心を込めて丁寧に施術致します。
メッセージ:
「アートメイクをしてよかった‼︎」と感じていただけるよう心を込めて施術いたします。お客様の魅力を最大限に引き出す技術とともに、美容歴10年以上の経験を活かし、心地よい空間を提供させていただきます。

どうしてもこの人にやってもらいたい!という希望がある場合には、施術毎に指名料を支払う必要があります。なお指名料はスタッフによって異なります。

グロウクリニックのアイラインアートメイクメニューと値段

グロウクリニックでは、上下2種類のアイラインアートメイクのメニューを用意しています。いずれも料金は変わらず、値段は下記の表の通りです。

1回分 ¥45,000(税込)
2回分 ¥90,000(税込)
リタッチ(3回目以降) ¥40,000(税込)

いずれの施術も、まつ毛を自然に濃く見せるアイラインのデザインです。3回目のリタッチの料金が安くなっているので、アートメイクを安定させるためにも数回施術を受けるようにしましょう。

基本的にはアーティストごとに施術料金が変わることはありませんが、指名すると別で指名料がかかるシステムとなっております。

はじめてでも安心できる丁寧なカウンセリング

アートメイク初体験となると、少し不安を覚える方も多いのではないでしょうか。

グロウクリニックでは、お客様に安心して施術を受けてもらうため、丁寧で細かいカウンセリングを徹底しています。

お客様の希望を踏まえたうえで、その人に似合ったデザインを提案してくれます。

アイラインアートメイクに関するよくある質問

アイラインアートメイクに関するよくある質問

アイラインのアートメイクにおいて、気になる細かなことをQ&A形式でまとめました。

施術を受ける際の参考にしてください。

Q、アイラインアートメイクの施術に痛みはある?

A、アートメイクの施術は基本的に麻酔を使うため、痛みはほとんど感じません。とはいえ個人差があり、アイラインは皮膚が薄いため、眉よりも痛みを感じやすいとされています。

痛みが心配な場合は事前に医者に相談しましょう。麻酔を増やすなどの対処をしてもらえます。

Q、施術前や施術後にまつ毛エクステはできる?していても平気?

A、まつ毛のエクステをしたままではアイラインのアートメイクの施術はできないので、まつ毛エクステを外す必要があります

また、アートメイク後にまつ毛エクステをする際には、2週間程度間を空けて行うようにしましょう。

クリニックによっては、期間が異なる場合がありますので、担当の医師に必ず確認してください。

Q、二重整形の手術をしたけどアイラインアートメイクはできる?

A、まぶたの整形など、目元の切開系の手術をした人は、3ヶ月は期間を空ける必要があります。アートメイクの施術後の整形についても、3ヶ月は様子を見るべきです。

施術箇所の炎症や傷の治り具合を見ながら、医師へ相談するとよいでしょう。

Qアイラインアートメイク施術後にコンタクトは入れても大丈夫?

A、コンタクトレンズは、施術後3日間は装着を控えてください

普段からコンタクトレンズを利用している人は、すでに、眼球へ小さな傷があります。そのため施術後は、まぶたの上から圧力がかかる可能性があり、小さな傷へ影響を与える可能性があるのです。

Q、アイラインアートメイク施術後にMRI検査は受けられる?

A、基本的にはアートメイクをしていても、MRI検査を受けることは可能です。

その理由としては、日本で使用されている色素は金属成分の含有量が少ないため、検査に影響はないと考えられているからです。

とはいえ色素によって入っている成分が異なるため、すべての色素に一様に問題がないとも限りません。MRI検査を受ける際には、念のため事前に各医療機関に確認をしましょう。

Q、アイラインアートメイクを除去する方法は?

A、アートメイクは、1〜3年で薄くなるとは言われていますが、完全に消えるとは限りません。

もし、施術後に除去したい場合には、レーザーや除去液、切除手術などで色素の沈着を除去する手段があります。

とはいえこのような行為を行ったとしても、綺麗に消えるとは限りません。場合によっては傷跡が残ったり、まつ毛が生えなくなったりする可能性もあり、肌への負担も大きくなってしまいます。

基本的に、除去手術にはお金や手間がかかりますので、最後の手段と考えるべきでしょう。アートメイクをする際には、きちんと施術者とデザインをすり合わせ、後悔のないような仕上がりにしましょう。

【関連記事】
アートメイクを除去する4つの方法と注意点。痛みや施術回数は?

まとめ

アートメイクはどのようなものなのか、メリット・デメリット、向いている人・向いていない人などについて解説してきました。

カウンセリングやアフターフォローが万全のクリニックを探し、納得したうえで施術を受けることが大切です。

改めて、アートメイクに関する重要なポイントを以下にまとめました。

  • アートメイクをしておけば、朝の忙しい時間においてメイク時間を短縮できる。
  • 目の疾患や傷などがあるときには、医師と相談する。
  • 施術後に違和感がある場合には、早めにクリニックに連絡をし、どのようにすれば良いのか、対処方法を確認しておく。
  • クリニックのサービスや技術面もよく確認することが必要。
  • 除去をするのは手間やお金もかかるので最終手段と考えよう。

アートメイクが可能なクリニックはいくつかありますが、まずは医師に相談し、自分が安心できるクリニックを選んでいきましょう。

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本記事に記載されている治療費その他の金額は一例です。プラン等によっては金額が異なる場合がございます。