汗や涙はもちろん、洗顔などでも落ちずにきれいな状態を長く保つことができるアートメイク。

アートメイクの持続期間は永久的なものではないため、時間の経過によってやがて少しずつ薄くなっていきます。

しかし、工夫次第ではアートメイクを長持ちさせることも可能です。

この記事では、眉毛(アイブロウ)・リップ・アイライン・ほくろ・ヘアラインなどのアートメイクの持続期間や長持ちさせるコツ、薄くなったときの対処法、薄くしたいときの対処法などについて詳しく解説していきます。

アートメイクの持続期間について

アートメイクはタトゥーのように半永久的に色素が残るわけではなく、時間がたつことによって薄くなり、やがて消えていきます。

ここからは、アートメイクの持続期間や消え方などについて解説していきます。

アートメイクの持ちはどのくらい?

アートメイクの持ちには個人差もあるものの、眉毛(アイブロウ)・リップ・アイライン・ほくろ・ヘアラインなどすべての施術部位で、平均して2〜3年ほど持つと考えておくといいでしょう。

アートメイクはタトゥーのように半永久的に色素が残るわけではないため、リタッチなどをおこなうことで、さまざまなデザインを楽しめるのが魅力です。

アートメイクの持ちを左右する要素

アートメイクで注入した色素(インク)の持ちを左右する要素は一つではなく、複数あります。

  • 肌の状態
  • 肌のターンオーバー(新陳代謝)周期
  • 使用する色素の種類や質
  • 使用する色素と肌の相性
  • 施術者の技術力
  • ダウンタイム中のアフターケアのやり方 など

少しでもアートメイクを長持ちさせたいという場合、上記のような点に気をつけるようにするといいでしょう。

アートメイクが消える理由

タトゥーの場合、皮膚の「真皮層」まで色素を入れるため、色素が消えずに残ります。

一方アートメイクの場合は、タトゥーよりも浅い層である「表皮層」に色素を注入するため、肌のターンオーバーによって色素が少しずつ体外に排出され、薄くなっていくのです。

運動など汗をかく機会の多い方、サウナや温泉などに行く機会の多い方など、ライフスタイルや過ごし方によってはアートメイクが消えるスピードが早くなることがあります。

アートメイクの消え方・薄くなる経過

アートメイクは、人によってはまだらのようになって残ることもあり、必ず2〜3年ほどできれいに消えるというわけではありません。

時間がたつことによって少しずつ薄くなっていくものの、消え方や経過には個人差があります。

入れてから1年ほどであれば、メイクでカバーできる程度には残っていることが多いでしょう。

アートメイクを長持ちさせる6つのコツ

せっかく入れたアートメイク。「できるだけ長持ちさせたい!」という方もきっと多いのではないでしょうか。

アートメイクは、いくつかのコツを押さえることで長持ちさせることができます。ここからは、アートメイクを長持ちさせる6つのコツをご紹介します。

1:新陳代謝を上げる行動を避ける

アートメイクは、肌のターンオーバーによって少しずつ薄まって消えていくため、新陳代謝の高い方、スポーツや入浴など新陳代謝を高める機会が多い方、肌のターンオーバー周期が短い方はアートメイクが薄まりやすくなります。

少しでもアートメイクの持続期間を長くしたいという方は、新陳代謝を上げる行動を避けるようにすると、アートメイクを長持ちさせることができるでしょう。

ただし、肌のターンオーバーの遅れは肌トラブルにつながります。ターンオーバーを遅くするのではなく「乱れたターンオーバーを正常に戻す」ようにするのがいいですよ。

2:ピーリングを避ける

ピーリングや、ピーリング効果のある化粧品は肌のターンオーバーを促すため、アートメイクが薄まるのが早くなってしまいます。

アートメイク施術の前後1ヶ月は、ピーリングは避けるようにしましょう。

それ以降でピーリングをしたい場合は、施術部位は避けてピーリングをおこなうようにするなどの工夫をするのがおすすめです。

3:ダウンタイム中のアフターケアをしっかりおこなう

アートメイクで注入した色素を定着させ、長持ちさせるためには、ダウンタイム中のアフターケアをしっかりおこなうことが大切です。

ダウンタイム中にクリニックから処方される軟こうやワセリンなどを使って、丁寧に保湿を続けるようにしましょう。

そのほか、施術部位に何か異変を感じたときにはすぐクリニックに相談するようにすると、トラブルを未然に防ぐことができます。

4:肌荒れやケガに注意して過ごす

肌が荒れたときや、ケガによって傷ついたとき、肌のターンオーバーは早まります。

また、ケガをすると体は傷を治そうとしますが、新しい細胞が生まれ肌が再生する過程で色素が薄くなってしまうことも。

生活習慣を整えて肌荒れを防ぐ、眉毛のお手入れでカミソリを使うときに注意する、などの工夫をするといいですよ。

5:技術力のあるクリニックで施術を受ける

アートメイクの施術をおこなう施術者の技術力も、アートメイクの持ちや定着に影響します。

一人ひとり異なる肌の状態・肌質などを正確に把握したうえで、丁寧に施術をおこなってくれるクリニックを選ぶことが大切です。

技術力のあるクリニックを選べば、色持ちだけではなく、形やデザインなど仕上がりにもこだわることができるでしょう。

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医療アートメイクのクリニック選びは何が重要?見るべきポイント解説

6:最低2回は施術を受ける

アートメイクを長持ちさせたいと考えているのであれば、最低でも2回は施術を受けるのがおすすめです。

クリニックによっては2回からのみ施術を受け付けているところもあり、3回施術をおこなうというところもあります。

特に、初めてアートメイクの施術を受ける方の場合、1回目の施術で入れた色素は薄くなりやすい傾向があります。

これは人間の体が「体内に入ってきた異物を排除する機能」を持っているため。体にとってはアートメイクの色素は異物なので、なんとかして排除しようとするのです。

2回目の施術では、すでに一度体に入ったことがある物質であるため、1回目ほどは拒否反応を起こしません。

アートメイクが薄くなったらどうする?

ここからは、アートメイクが薄くなった際の対処法についてご紹介します。
もしもすでに入れたアートメイクが薄くなって困ってしまっているという方は、参考にしてみてくださいね。

リタッチ(メンテナンス)の施術を受ける

アートメイクが薄くなってきたら、リタッチ(メンテナンス)の施術を受けることで、見た目を修正することもできます。

リタッチの頻度は人によっても変わってきますが、1年前後が目安と考えておくといいでしょう。

リタッチではデザインに微調整を加えることもできるため、メイクを変えたい、雰囲気を変えたいというときにもおすすめです。

メイクでカバーする

アートメイクは、薄くなる過程でまだらのようになることがあります。リタッチをおこなうまでは、メイクでカバーをするのもいいでしょう。

メイクの際は、残っているアートメイクに自然になじむようにするのがおすすめです。

アートメイクをすぐに消したい場合は?

アートメイクはすぐには消えないため、失敗しないようにすること、長く好きでいられるデザインにすることが大切です。

しかし、場合によっては「どうしてもすぐにアートメイクを消したい」ということもあるでしょう。
ここからは、アートメイクを消したいときの対処法についてご紹介します。

クリニックに修正の相談をしてみる

アートメイクは除去することもできますが、修正が可能であれば修正のほうがきれいな仕上がりになります。

そのため、アートメイクに失敗してしまったと感じたら、まずはクリニックで修正の相談をしてみるのがおすすめです。

初めに施術を受けたクリニックの技術力やデザイン力に不安を感じている場合は、ほかのクリニックへカウンセリングに行ってみるのもいいでしょう。

どうしてもすぐに除去したい場合は除去施術を受けることも可能

修正が難しい場合や、どうしてもすぐにアートメイクを消したい場合は、除去施術を受けることで、除去が可能です。

除去施術には主に、レーザー治療、切除術、除去剤、肌色の色素でカバーする方法の4つがあります。

ただし、いずれの方法も費用がかかるのはもちろん、肌に大きな負担がかかってしまうため、そもそも「消したい」という状況にならないように、仕上がりにこだわってアートメイクの施術を受けるようにすることが大切です。

【関連記事】
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まとめ

アートメイクの持続期間には個人差もあるものの、平均して2〜3年ほど持ちます。

ターンオーバーが促進されると色素が薄くなるスピードは早くなるため、アートメイクを長持ちさせたい場合には、新陳代謝を上げる行動やピーリングを避け、ダウンタイム中にしっかりとアフターケアをおこなうことが大切です。

もしもアートメイクが薄くなってしまった場合、メイクでのカバーのほか、クリニックでのリタッチもできます。定期的にリタッチをおこなえば、きれいなデザインを長く保てるでしょう。

アートメイクは薄くなっていくものですが、ちょっとしたひと手間やひと工夫をするだけで、長持ちさせたり、メイクで上手にカバーできたりします。

お気に入りのアートメイクを長く楽しむためにも、ぜひ記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。