目力をぐっと引き出してくれるアイラインのメイク。アイライナーとは違い、アートメイクは汗や皮脂、涙などで落ちることがないのが特徴です。

アートメイクを入れておけば、すっぴんで過ごすことが多い方、スイミングやスポーツなどの機会が多い方もメイク崩れの心配なし。

アイラインアートメイクにはさまざまなデザインがあり、それぞれ印象が異なる仕上がりになります。

この記事では、アイラインアートメイクのデザインや色素を入れる部位、デザイン選びのポイントや注意点について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

アイラインアートメイクとは?

アイラインアートメイクとは?

アイラインアートメイクとは、普段のメイクでアイラインを引く、まつ毛の生え際周辺に色素を注入する施術のことです。

まつ毛の根元の色が濃くなるため、まつ毛が多くなったように見え、目力がアップします。

アイラインアートメイクのメリット・デメリット

アイラインアートメイクは、メイクの手間が省ける、メイク崩れしないなどのメリットだけではなく、いくつかのデメリットも存在します。

【メリット】

  • 素顔に自信が持てるようになる
  • メイクの時間を短くできる
  • メイク直しの手間を減らせる

【デメリット】

  • 他の部位の施術よりも腫れやすい
  • 眉毛のアートメイクよりも痛みを感じやすい
  • すぐに消すことはできない

アイラインアートメイクのメリット・デメリットについて詳しくは「アイラインアートメイクのメリットとデメリット、失敗リスクはあるの?」の記事でご紹介していますので、よろしければこちらもチェックしてみてください。

アイラインアートメイクのデザイン

アイラインアートメイクのデザイン

アイラインアートメイクは、太さや目尻の跳ねなど、少しの変化でも目元の印象が大きく変わります。

気分やトレンドによってアイラインのメイクを変えたいという人はナチュラルな仕上がりに。しっかり目元の存在感を強調したい方は太さやテール部分に変化をつけるなど、その人に合った施術が可能です。

ここからは、アイラインアートメイクのデザインをご紹介します。

シンプルライン

シンプルラインでは、まつ毛とまつ毛の隙間を埋めるように色素を注入します。

まつ毛の生え際が埋まるので、まつ毛が濃く、ボリュームアップしたように見え、目力がアップします。

自然な仕上がりになるので、素顔をきれいに見せたいという方にもおすすめです。

シンプルテールライン

テールとは目尻のことで、シンプルテールラインはシンプルラインの目尻部分を長く伸ばしたデザインです。

テール部分のデザインはさまざまで、短めで自然な「ナチュラルテール」、目尻をシュッと伸ばした「切れ長テール」、目尻が下がってかわいらしい印象になる「たれ目テール」、印象的な目元になる「キャットテール」などがあります。

テールライン+アイシャドウ

テールラインのアートメイクにプラスして、色素をグラデーションのように入れていくデザインもあります。

アートメイクで濃淡を描くことで、アイシャドウをしているような仕上がりになり、アイラインも強調されるため、より印象的な目元にしたい方に選ばれているデザインです。

アイラインアートメイクで使われる色素(インク)

アイラインアートメイクの場合、肌に注入する色素(インク)は基本的に「黒」か「ダークブラウン」を使用します。

薄い色では「ブラウン」を使うこともありますが、まつ毛の色に合わせて施術するため濃い色を選ぶことがほとんど。

海外では、これらの色の他にも、青や赤などの色が使われることもあるようです。

アイラインアートメイクの施術部位

アイラインアートメイクの施術部位

アイラインアートメイクでは、主に3つの部位に施術をおこないます。

アイラインを入れる部位によっても印象が変わってくるので、デザインと同様、気に入る位置をじっくり選びましょう。

アウトライン

アウトラインでは、まつ毛の生え際の外側にアートメイクの色素を入れます。

目を閉じたときもアイラインが見えるため、メイクをしたときのようなはっきりした仕上がりになることが特徴です。

ナチュラルライン

ナチュラルラインはまつ毛の生え際に沿って入れる施術で、自然な仕上がりにしたい方におすすめです。

まつ毛の根元部分を埋めるように色素を注入するため、まつ毛がボリュームアップしたように見せることができます。

インライン(粘膜ライン)

インラインは粘膜ラインと呼ばれることもあり、ナチュラルラインよりもさらに内側(まぶたのピンク色の粘膜部分)に色素を注入します。

より目を大きく見せることができますが、インラインは他のアイラインアートメイクの施術よりもさらに眼球に近い位置への施術となるため、注意が必要です。

アイラインアートメイクのデザイン選びの4つのポイント

アイラインアートメイクのデザイン選びの4つのポイント

アートメイクは一度入れたら簡単に消すことはできないため、今後のことも考えてデザインを考えるようにしましょう。

ここからは、アイラインアートメイクのデザイン選びの4つのポイントをご紹介します。

アートメイクを入れる位置にこだわる

アートメイクは、アウトライン、ナチュラルライン、インラインのどこに色素を入れるかによっても仕上がりの印象は大きく変わります。

理想のイメージはもちろん、自分の目元や顔立ち、メイクや服装なども考えて決めると「やっぱり別のデザインにすればよかった」と後悔しにくくなるでしょう。

太めのラインは避ける

太めのラインにすれば目力をアップさせることができますが、すっぴんのときもアートメイクが目立つようになります。

素顔とのバランスが悪くなってしまう可能性がある他、ナチュラルメイクがしにくくなるというデメリットも。

アートメイクでは自然なデザインを入れて、太さはメイクによって調整するのがおすすめです。

テール(目尻)のデザインは慎重に決める

テールのデザインはナチュラルなものから目立つものまでありますが、テール部分は慎重に考えてから入れるのがおすすめです。

テール部分のメイクは流行でも変わり、また、目尻は加齢に応じてたるみが起こります。目尻のラインが垂れることで違和感が生じてしまう可能性も。

目元の印象を左右するテール部分はメイクで入れるようにすると、トレンドや気分に合わせたメイクを楽しみやすいでしょう。

ナチュラルな仕上がりにしたい場合は上まぶたのみがおすすめ

アイラインアートメイクは、上まぶた、下まぶたの両方に施術可能です。

普段のメイクや、自分の好みに合わせて入れる場所を決めることができますが、よりナチュラルな仕上がりにしたい方は、上まぶたのみがおすすめです。

アイラインアートメイクの持続期間は?

アイラインアートメイクの持続期間は?

アートメイクは半永久的なものではなく、時間の経過によって少しずつ薄くなり、いずれは消えるものです。

ここからは、アイラインアートメイクの持続期間について解説します。

平均2〜3年ほど

アートメイクは個人差もあるものの、平均して2〜3年ほど持つとされています。

アートメイクはタトゥーよりも肌の浅い層に色素を入れるため、肌のターンオーバーによって少しずつ色が薄れていくことが特徴です。

長持ちさせたい場合は2、3回ほど施術を受けるのがおすすめ

アートメイクの施術が初めての人の場合、1回目の施術では色素が定着しにくいことがあります。

これは、人間の体に異物を排除する機能が備わっているため。2回目以降の施術では、すでに一度体の中に入ってきている物質なので、体も拒否反応を起こしにくくなります。

アートメイクの持ちを良くしたいのであれば、少なくとも2回は施術を受けるのがおすすめです。

アイラインアートメイクの費用は?

アイラインアートメイクの費用はクリニックによっても異なり、グロウクリニックの調査(大手5社のクリニックの平均)によれば、アイライン2回分で約70,000円が費用相場です。

あまりにも大きく相場を外れて料金が安い場合、技術力が不足していたり、施術に使用する針や色素などの質が低かったりなど、リスクが生じる可能性も考えられます。

アートメイクは自分の肌に傷をつけ、そこに色素を注入する治療なので、自分の体や納得できる仕上がりのためにも、クリニック選びは慎重におこないましょう。

【関連記事】
アートメイクの料金相場はいくら?クリニックの選び方を教えます

アイラインアートメイクの注意点・リスク

アイラインアートメイクの注意点・リスク

アートメイクには注意点やリスクもあります。施術を受ける前に、注意点やリスクについても正しく知っておくことが大切です。

必ずクリニックで施術を受ける

アートメイクは医療行為であり、エステサロン等での無資格施術者による施術は違法行為です。

国民生活センターに寄せられたアートメイクの被害事例の95%が、医師免許を持たない者が行ったと思われる事例であることがわかっています(国民生活センター2011年10月公表)。

また、アイラインアートメイクは他の部位よりも痛みを感じやすいですが、麻酔は医療機関でなければ使用できません。

クリニックであれば「塗布麻酔」「点眼麻酔」「局所麻酔」などの麻酔が使用でき、中には2つの麻酔を組み合わせて痛みを軽減する処置が可能なところもあります。

違法サロンでの施術はさまざまな点からリスクが高いと考えられるため、失敗を避けるためにも信頼できるクリニックで施術を受けることが大切です。

インライン(粘膜ライン)はドライアイになるリスクがある

粘膜部分に色素を入れるインライン(粘膜ライン)は、ドライアイになるリスクがあります。

インラインで色素を注入する粘膜部分には涙の蒸発を抑えるために皮脂を分泌する「マイボーム腺」がありますが、アートメイクの施術によってマイボーム腺がふさがれることで皮脂が分泌できなくなり、ドライアイになってしまう可能性があるのです。

このようなリスクがあるため、インラインへの施術をおこなっていないクリニックも多くあります。

施術時はコンタクトレンズ・まつ毛エクステを外す

アイラインアートメイクの施術時は、コンタクトレンズやまつ毛エクステを外さなければなりません。

普段コンタクトレンズを使用している方は、コンタクトケースや保存液、眼鏡などを忘れずに持参しましょう。また、施術後は3日ほどコンタクトレンズの使用を控える必要があります。

まつ毛エクステは、施術後1ヶ月ほどすれば装着可能です。

アイラインアートメイクの施術を受けられない方もいる

眼球や目元の手術を受けたばかりの方、妊娠中・授乳中の方、ケロイド体質の方、施術部位に皮膚疾患がある方は、アイラインアートメイクの施術を受けることができません。

美容医療の施術の場合、目元のヒアルロン酸注入やボツリヌス注射は1ヶ月、二重整形や眼瞼下垂(がんけんかすい)手術は3ヶ月ほど間隔を空けてからアイラインアートメイクの施術を受けるようにしましょう。

アイラインアートメイクで失敗しないためのコツ

アイラインアートメイクで失敗しないためのコツ

アイラインアートメイクは目元の印象が大きく変わる施術だからこそ、自分が気に入るものにしたいですよね。

ここからは、アイラインアートメイクの失敗を避けるためのコツをご紹介します。

クリニックの実績を確認する

アートメイクは、高い技術力が求められる施術です。そのため、クリニックにどれほどの症例数や実績があるのかを事前に確認しておくと安心。

アイラインアートメイクの施術部位は眼球に近く、リスクがあるからこそ、実績あるクリニックを選ぶことが大切です。

納得いくまでカウンセリングに時間をかける

アートメイクに失敗したという人の中で多いのが「デザインに失敗した」というケース。

アートメイクは一度入れたらすぐに消すことはできないため、じっくりカウンセリングに時間をかけて、納得のいくデザインにすることが失敗回避につながります。

2〜3年ほど自分の顔に残り続けることになるので、妥協せず納得できるものにしましょう。

MRI検査に対応したインクを使用しているか確認する

アートメイクを受ける際には、MRI検査に対応したインクを使用しているかを事前に確認しましょう。

酸化鉄(金属)の含有量が多いインクで施術をおこなうと、MRI検査の際に機器が反応してしまうため検査を受けることができません。

なお、グロウクリニックで使用しているインクは、FDA(アメリカ食品医薬品局)の許可を得た天然成分主体のもの。金属含有量が限りなく少ないため、MRI検査も安心して受けられます。

アフターフォローまで万全のクリニックを選ぶ

アートメイクは針で傷口を作り、そこに色素を入れていく施術です。

感染症やアレルギーのリスクもあるため、しっかりとアフターフォローまでおこなってくれるクリニックを選ぶと施術前も、施術後も安心でしょう。

アイラインアートメイクに失敗したら?

もしもアートメイクに失敗してしまった場合や、どうしても早く除去したい場合はレーザー治療や除去剤によって除去することができます。

ただし、除去施術は肌への負担が大きくなり、費用もかかるため、そもそも失敗しない施術を受けることが何よりも重要です。

【関連記事】
アートメイクを除去する4つの方法と注意点。痛みや施術回数は?

まとめ

アイラインアートメイクには、さまざまなデザインがあります。

その中でも目元の印象を大きく変えることになるテール部分のデザインは、慎重に考えることが大切。幅広いメイクやオシャレを楽しみたいのであれば、自然な目力アップをアートメイクでおこない、その上からアイライナーで調整するのがおすすめです。

また、インライン(粘膜部分)の施術にはドライアイなどのリスクもあります。十分注意して施術を受けましょう。

眼球近くに針で色を入れていく施術のアイラインアートメイクは、無資格の違法サロンではリスクが大きくなります。アートメイクは医療行為であるため、信頼できるクリニックで施術を受けることが失敗の回避にもつながるでしょう。